こういう調査方法は自分でやるのはリスクがありすぎる
パートナーを尾行して撮影まで
難易度の低い浮気チェック方法とは異なり、高度な技術と経験を要する分野です。
浮気調査の基本である尾行・撮影は、素人にはまず不可能と言っておきます。その理由は、調査対象にバレない、的確に尾行と張り込みをする、数少ない決定的な瞬間を逃さない、以上の3つの鉄則を守れないからです。
調査対象がよく知っている人間だから、仮に尾行をしてもすぐに気づかれます。プロの探偵が途中で交代するのは、特定の人物がいつまでも自分の近くにいると勘付かれないためでもあるのです。
尾行と張り込みをするためには、調査対象との適度な距離、先読みして動ける経験則、不自然ではない張り込み場所の確保など、実に多岐にわたるテクニックを要します。
調査対象と浮気相手の顔を判別できるフレームで、しかも浮気中と分かる建物の前となれば、シャッターチャンスは調査中に数回あるかどうかでしょう。
けれども、素人は、その重要なシーンで無意識にカメラを逸らしてしまうなどのミスをしがちです。
GPSレシーバーを仕込む
確かに、GPSレシーバーを仕込むまでは、素人でも機器を購入するだけで行えます。
しかし、仕込んだGPSレシーバーからの情報を活用するためには、プロの探偵の情報分析と調査が必要です。調査対象の性格や行動パターンによっては、GPSレシーバーの設置場所にも細心の注意を払わなければいけません。
調査対象の現在位置がリアルタイムで分かるGPSレシーバーは、とても強力な機器です。
でも、対象の現在位置を把握するための専用機器だけに、万が一調査対象に発見されたら、浮気調査をそれ以上継続することは難しいでしょう。
発見されれば、確実にその機器について調べられて、すぐに浮気の証拠を消去される流れになります。
道具は使い方によって利器にも凶器にもなり得ることを肝に銘じ、ノウハウもないのに安易に使用することは避けましょう。
仕込んだGPSレシーバーの回収までバレないのが、探偵事務所の実力なのです。リスクとリターンの関係を見極めて、慎重に調査対象の動向を調査してくれます。
浮気調査アプリを相手のスマホに仕込む
スマートフォンで浮気相手と連絡を取り合っているのならば、そこにスパイウェアを仕込んでしまえばいい、というのは、自然な発想です。
浮気調査アプリを相手のスマホに仕込むのは、自分自身で尾行するよりはスマートな方法と言えます。ただし、その浮気調査アプリの信頼性が問題です。
インストールされたスマートフォンの持ち主を監視するのは、かなりグレーなプログラムと言わざるを得ません。
開発者が逮捕されるか訴えられるリスクがある以上、まともなプログラマーが関わっているとは考えにくいです。実際にどういった動作をバックグラウンドで行っているのかが不明で、不正送金などの別の被害を誘発してしまいます。
かつてパートナーの携帯の位置をGPSを使って特定できる「カレログ」というアプリが話題になりましたが、そのあまりの高性能さゆえ問題が大きく、やがて排除されたこともあります。(今でもNAVERまとめが残っていますが)
現在のスマートフォンには、世界的な企業によるセキュリティソフトを導入できることも忘れてはいけません。
常に最新のバージョンにアップグレードされている常時監視型セキュリティソフトにかかれば、怪しい浮気調査アプリなんて一瞬で消し飛んでしまう上に、その削除履歴とアプリの内容がバッチリ残ってしまいます。