2度目の浮気!相手は同僚のシングルマザー

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30代の奥様から2度目の浮気調査の依頼が

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結婚7年目を迎える30代の奥様からの依頼で、「夫の行動がおかしいので、浮気かどうか調査してほしい」とのことでした。

 

この依頼者は1年前にも調査の依頼をして来られており、今回が2度目になります。

 

前回は夫が19歳の若い女性に惚れこんでしまい、浮気をしたという事実があります。

 

その際は、奥様が我慢して旦那さんを許しましたが、長いあいだ夫婦としての気持ちが離れてしまっている状態です。

 

この依頼は『1度浮気をした男性がまた浮気をする確率が高い』ことを物語っている典型的な例といえるでしょう。

 

旦那さんは28歳で製造現場の会社員、地元の企業に勤務していますが、会社の繁忙期でもないのに帰りが遅くなったり休みの日に外出することが多くなっているとのこと。

 

まあ典型的なケースといえますね。

 

お子さんが2人いるものの、子供の面倒を見ずに週末となるとどこかへ泊りに行って帰ってこない、休日も夕方まで帰宅しないという状態です。

 

依頼を受け、男性の調査員2名が出動して調査を実施しました。

調査1回目:見知らぬアパートに入る夫の姿

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週末、旦那さんが仕事を終えて会社から出たところを追跡すると、閑散とした地元の駅に車を停めているのを確認。

 

その後、夜8時くらいまでその場で待機したあと、近くのアパートの駐車場に車をもっていき、アパートの一室に入って行くのを確認しました。

 

この段階で奥様に連絡し、アパートの住人が友人か、親戚か、浮気相手の女性か、などの可能性を探りました。

 

奥様はそのアパートに知り合いや親戚、友人などはないと回答したため、事実確認をするための再調査を実施することにしました。

 

泳がせることの重要さ

実際の浮気調査では、こういった場合に「事実確認を急いで調査をその日に終わらせる」ということはせず、あえて「旦那さんを泳がせて長期的な調査」をしていきます。

 

夜8時からアパートの一室に入って、仮に旦那さんと浮気相手の女性が翌日の昼まで出てこなかったとしたら、その時間分の費用がかかってしまいます。

 

アパートの住人が誰なのか、その相手と旦那さんがどんな関係なのかを特定する必要があります。

 

さらに、浮気相手の女性だった場合は、裁判上の離婚理由にあたる「不貞行為の実態」をつかまなければ決定的な浮気の証拠とはいえません。

 

その証拠を確実に掴むため、この時は奥様に連絡をして一旦調査を打ち切り、今後旦那さんの動きがわかるよう、特殊機材を使って追跡していくことを提案しました。

調査2回目:浮気相手の姿を撮影

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次の週末、再び調査を実施すると、旦那さんの車が会社を出てからまた駅の一角に停車しているのを確認。

 

旦那さんには悟られないよう、奥様の協力を得て特殊機材を設置しているため、旦那さんの行動がリアルタイムでわかるようになっています。

 

調査員1名が旦那さんの車を監視し、もう1名がアパートの一室に望遠レンズを構えて待機しました。

 

すると、夕方6時ころにアパートの駐車場に1台の車が泊り、子供を連れた女性が買い物袋を抱えて、部屋に入っていくのを確認しました。

 

女性の顔はカメラにおさめられているため、すぐに奥様に写真転送して事実確認をしてもらいました。

 

奥様は「女友達で知っている人ではない」と回答したため、この女性が浮気相手である可能性が濃厚となりました。

 

さらに、夜8時ころになると、旦那さんはいつものようにアパートの駐車場に車を停めて部屋に入っていきました。

 

この調査で判明したのは、部屋の住人がお子さんを連れた女性であること、女性の車のナンバー、そしてカメラに映った女性の容姿です。

 

30代の髪の長いきれいな女性で、落ち着いた感じの印象を受けました。

調査3回目:堂々と3人で買い物

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翌日、旦那さんは帰宅せずにアパートで一夜を過ごした様子だったため、午前中の車の動きを見て調査を続行しました。

 

旦那さんの車は午前11時に動き出し、1時間ほどかけて県内の中心市街地へ向かったことがわかりました。

 

この段階で調査員2名が追跡調査を実施し、大型ショッピングモールの駐車場に旦那さんの車が停車してあるのを確認しました。

 

1名がその場で待機し、もう1名がショッピングモールの中へ入って旦那さんの姿を探していきます。

 

間もなくして、旦那さんと子供を連れた女性が手をつないで買い物をしている様子を確認したため、その場で小型カメラで3人の姿を撮影。

 

その後も調査すると、3人でレストランで食事をしているシーンを撮影することに成功。

 

昼食が終わったあとは、子供服の専門店に立ち寄り、3人で買い物をする様子もカメラにおさめることができました。

 

この日の夕方になり、旦那さんはアパートの部屋に入るものの、すぐに出て帰宅。

 

奥様に浮気がバレているとは知らずに、平然と「友達と会っていた、パチンコしていたから遅くなった」と嘘をついていました。

調査4回目:相手は同僚のシングルマザー

これらの状況を踏まえ、旦那さんの会社に潜入調査を行ったところ、相手の女性は同じ会社に勤務していることが判明しました。

 

車のナンバーもおさえていたため、会社内の駐車場を検索し、同一車両を発見しました。

 

さらに、女性はシングルマザーであること、仕事が終わって子供を実家に引き取りにいったあとでアパートに帰り、旦那さんと会っていることがわかりました。

 

浮気相手の女性の氏名や生活の状況などはSNSサイトから判明、サイト上では2人が堂々と交際している事実が掲載されていました。

調査後のステップへ

探偵事務所としても、浮気がはっきりしていることはわかっていたため、奥様に調査の経過を連絡し、映像データや報告書を提出できました。

 

しかし、裁判上での浮気である「不貞の事実」が確認できていないため、プランを立てました。通常、浮気の証拠を固めるには2人がホテルに出入りしているシーンを撮影するのが一般的です。

 

このケースではアパートで同居のような状態になっているため、旦那さんが子供を連れた女性と一緒に外泊するようなことはありませんでした。

 

裁判で勝つには旦那さんがアパートに出入りしている事実を撮影し、その回数を重ねて、浮気が常習的である事実を固めていきます。

 

確たる証拠をおさえなくても、浮気であることが客観的に判断でき、調停委員や裁判官などを納得させる事実を提出するというプランです。

調停での離婚成立・慰謝料の支払い

旦那さんは平日もアパートに出入りしていたため、合計5回ほど出入りのシーンを撮影できました。

 

この証拠をもとに、奥様は調停に持ち込み、浮気相手の女性に対して慰謝料を請求するとともに、離婚を成立させました。

 

旦那さんに対しては養育費として毎月6万円、慰謝料139万円、借金などの負の財産はすべて旦那さんが負担することになりました。

 

浮気相手の女性に対しても、慰謝料は100万円を請求し、支払わせました。

 

財産分与や親権については依頼者の奥様の希望が通ったかたちとなり、旦那さんの浮気問題は一応の決着をみたようです。

 

ただ、こういった問題より最も大きな打撃を与えたのは、2人が同じ会社に勤務していることから、会社にも浮気の事実がバレたことでしょう。

 

奥様も自身が受けた精神的なダメージを2人に返したいと思っていたようです。

 

会社への連絡などで2人の会社での居場所はなくなっていき、かなり肩身の狭い思いをしたようです。

 

浮気をして金銭的な支払いを求められ、さらに社会人として会社での制裁を受けることになった2人

 

やはり、浮気をしてパートナーを裏切った代償は大きかったことでしょう。

調査費用と日数について

調査は合計7日間行われましたが、時間はそのうちの18時間のみです。

 

旦那さんと女性が休日に買い物をしてデートしていた日が一番長く6時間。

 

それ以外は旦那さんが仕事終わりに女性のアパートへ入って行くシーンを撮影するのに2時間×5日で10時間ということになります。

 

こういった調査は通常、1日契約して8時間で○○万円という経費の計算になることが多くあります。

 

しかし、依頼者の要望を最優先し、経済的な負担をかけさせないよう、証拠となる場面だけに調査を絞っていきました。

 

これにより、調査の費用は18時間で24万円と格安な料金で実施し、依頼者に納得してもらうことができました。