浮気調査 後 手続き

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浮気調査後はどういう手続きが必要なのか

探偵事務所では浮気調査を行った後は速やかに結果報告が行われます。

 

報告のタイミングについては事前に依頼者の方に希望が聞かれ、調査が終了したその日の夜のうちに電話で簡単な報告を求めるケースが多くなります。

 

何も無ければ動き無しと、また異性との密会や不貞行ために至った証拠を得られればその旨の報告を聞くことができるのですが、この段階ではあくまで簡易報告になりますので浮気相手の写真画像などを確認することはできません。

 

また中には時間ごとの報告や動きがあるごとに報告を求める依頼者の方もおり、事務所側もできうる限り依頼者の意向に添う形で報告を行います。

 

ですが、このやり方はあまりおすすめしません。

 

尾行中の調査員が手を取られ見失うことにもなりかねないので、結果を早く知りたい気持ちはわかりますが、できればその日の調査が終わった段階で結果報告を受けた方が良いでしょう。

 

報告書の作成、引き渡しにおよそ一週間

浮気調査の報告書

続いて探偵事務所は浮気調査の報告書を作成する事になり、一般的には報告書の引渡しまでには調査後から1週間ほどを要する事になります。

 

この調査報告書は調査対象者についてその行動を分単位で細かく記載しており、要所要所で撮影を行った写真も貼付され非常に分かりやすい内容にまとめられています。

 

また引渡しの際には担当者から細かな説明を受けることになりますので、気になることがあればすべてを聞き出し、後に対策を立てるためにも細かくメモしておくと良いでしょう。

 

その後のフォローは事務所によりまちまち

結果報告とともに報告書の引渡しが済んだ時点で一連の浮気調査は終了になりますが、探偵事務所によってはその後もさまざまなアフターフォローをしてくれますので、不貞行ために関わる専門家として相談をしたり、またこの先どのような対応すべきかについてもアドバイスを受けることもできます。

 

また全ての事務所が対応しているわけではありませんが、配偶者との話し合いの席に同席を求めたり、浮気相手の家に乗り込む際に同席を求めるなどのアフターフォローができる場合もあります。

 

厳しい局面での話し合いはそう滅多に経験するものでは無いため、アフターフォローがあれば非常に心強いのですが、基本的にはご自身で話を進めることになりますので気を強く持たなければなりません。

 

実は重要なのは調査後!探偵やカウンセラーの力が活きる

探偵事務所に浮気調査をする方の多くは、「浮気の真実をハッキリさせたい」という目的を持っています。

 

旦那さんが浮気をしていることは薄々わかっているものの、自分ではどうしたらよいか判断に迷うことが多いのです。

 

浮気調査についてメールや電話でコンタクトをとって、契約するまでには至らずに解決する方もいます。

 

これは、離婚かやり直すかという気持ちの迷いをハッキリさせることができれば、あとは自分たちで話し合うということ。

 

そこで旦那さんに問い詰めたり、離婚や復縁に際して必要な知識を得るなどの手助けがあればよいのです。

 

探偵事務所はこうした点から、調査員のみならずメンタルカウンセラーが在籍していることがあります。

 

中小規模の探偵事務所では、相談員やカウンセラー的な役割を現場スタッフや代表が自ら行うのです。

 

依頼者の背中を押して、浮気問題を解決するというのも浮気調査のサービスの一環といえるでしょう。

 

実例ケース【20代女性からの浮気調査依頼】

ここでは、実際にあった浮気調査の流れをもとに、調査後の展開について解説します。

 

依頼者は20代後半の女性で、子供ができて以降は夫婦間の愛情が少しずつ冷めていた状態でした。

 

旦那さんも奥さんと同い年で、自宅アパートから近い工場での勤務。結婚してから6年になり、旦那さんの帰宅時間が遅くなったり、週末はどこかへ遊びに行くことが多くなっていきました。

 

浮気だと感じたのは、旦那さんの車が週末に駅に駐車されてあったこと。その日は友達の家に泊りに行くといっていたものの、友人宅にあるはずの車が駅にあったのです。

 

奥さんは普段の夫婦の状態から、「会っているのは友達ではない」と気付きました。まずは自分で旦那さんに問い詰めて、浮気の可能性を探りました。

 

旦那さんは浮気こそ否定したものの、話し合いの中で「もう別れたい、疲れた」と愚痴をこぼしたそうです。

 

これまでも旦那さんはキャバクラ嬢に惚れこんでしまったことがあり、同伴したあとで飲んで帰ってくる時期がありました。

 

浮気ではなかったものの、子供ができた頃から旦那さんとの距離は離れていく一方。奥さんは「今回は浮気の可能性が高い」と判断して、探偵事務所に浮気調査を依頼したのです。

 

旦那の週末の外泊に浮気調査を遂行

調査は旦那さんが「泊りに行く」といった週末に実施。調査員2名が稼働し、旦那さんの仕事帰りの様子を確認することから始めました。

 

会社を出た旦那さんは自宅にまっすぐ帰らず、やはり駅の駐車場に車を停め、会社の同僚と談笑しているのがわかりました。

 

会社を出た夕方から、周囲が見えなくなる夜までの約1時間30分ほど駅に駐車。そして近くのアパートの駐車場に車を停めて、足早にある部屋の中に入っていきました。

 

調査の結果すぐに浮気だとわかり、相手も同じ会社の女性であることが判明。

 

奥さんに連絡を入れたところ、「ハッキリした証拠を何度かとってほしい」と希望したため、1か月にわたって調査を続行しました。

 

旦那さんは子持ちの女性と浮気関係になっており、小さな子供を連れて一緒に食事をしたり買い物をしたりと自由に関係を結んでいる状態。

 

女性の部屋にも宿泊していることがわかり、完全な浮気が証明できました。

 

迷う奥様にカウンセラーがアドバイス

調査員は奥さんに連絡を入れ、調査が終了したことを報告。

 

相談に来た当初は「絶対別れる!」と意気込んでいたものの、奥さんはどうしても踏ん切りがつかないようでした。

 

子供や収入のことを考える上に、旦那さんへの愛情も残っています。浮気への怒りはあってもいざ離婚となると踏み切れず、調査員と何度も話し合いを続けました。

 

調査の途中での連絡時も、間をはさんで1、2時間話していることもあります。調査員は改めて奥さんと面談し、調査後の方針をアドバイスするなどの提案を続けました。

 

カウンセラーのサポート受け解決への道を探る

大手探偵事務所などは、こうした場合に専門の女性相談員や離婚カウンセラーが対応することもあります。

 

このケースでは、調査員みずから奥さんと話合いをし、解決の道を探っていきました。

 

「絶対別れる!」と意気込んだ奥さんですが、ためらいがあり「本当は別れたくない」心境であることがわかりました。

 

旦那さんはかなり自由奔放な性格で、「離婚したい」とは言うものの、そこにあるリスクを考えていない状態。

 

調査員のアドバイス

そこで調査員は、離婚したくないなら「離婚に際する責任を訴えること」をアドバイスしました。

 

まずは財産分の問題で、夫婦の預貯金は折半になること。親権と養育費の問題で、旦那さんが養育費を払い続けること。

 

大きくこの2点に絞って、浮気が原因で離婚になる場合は、旦那さんが圧倒的に不利になることを伝えます。

 

旦那さんも収入は多いわけではないため、離婚すれば自分がかなり負担をおうことがわかるはず。次回の浮気を防止する意味でも、離婚条件を公正証書にまとめるということで決断したようです。

 

奥さんは親族を交えて、条件を提示し「それでも浮気して離婚したいか」と問いつめました。

 

結果として旦那さんは事の重大さを知り、浮気を認めつつ離婚しないで夫婦をやり直したいと結論を出しました。

 

奥さんは元来優しい性格だったため、やはり親族を交えて話し合うことをためらったようです。しかし、踏ん切りがついたことで、夫婦間の関係を修復していくことを決めました。

 

探偵事務所の強みは専門のカウンセラー

探偵の浮気調査はこうした事例が数多くあります。

 

浮気をしたこと自体はすぐわかって証拠がつかめるものの、依頼者が気持ちを固めるために相談を続けます。

 

カウンセラーや女性相談員が在籍している場合は、メンタルケアも含めて離婚か復縁までの段取りをアドバイスしていきます。データや経験をもとに、夫婦の状態を考慮して対応方法を決めていくのです。

 

浮気問題のケアは、夫婦それぞれの状態によってまったく違ってきます。結婚年数はもちろん、夫婦の年齢、性格、収入、子供の人数、浮気相手の様子など。

 

一方の浮気が再発するおそれが十分であるか、性格や現状を考えて判断していきます。

 

カウンセラーや相談員はあくまでアドバイザーです。メンタルケアも含めてのアドバイスではありますが、依頼者の人生を決定するのは本人です。

 

それでも関係を続けたい依頼者が多いからこそ

浮気調査で証拠がとれたあとに活躍するのがカウンセラーや相談員ですから、依頼者にとっては心強い存在といえるでしょう。

 

探偵への依頼をためらう方は、ここまでのケアを知っていれば、浮気調査のイメージも変わるはずです。

 

浮気調査を依頼する方の多くが、「それでも夫婦を続ける方が良い」ということ。

 

浮気問題で一人悩んでしまうと、気持ちを立て直すことや、どこまで話せばいいかなどがわからなくなるでしょう。

 

「探偵は相談相手としても利用できる」「カウンセラーや相談員の存在がある」ということを知っておくと、気持ちが軽くなるはずです。

 

探偵事務所は調査のみならず、こうした依頼者へのサービスも含めて業務を行っています。調査だけに目がいきがちですが、HPなどで詳細を見ていくと、問題解決への幅が広がります。